クールビズとは?
クールビズとは、2005年に環境省主導で始まった「夏場の軽装による冷房の節約」を目的としたキャンペーンのこと。職場の冷房を28度以上に設定しても過ごせるように、6月1日から9月30日の間はネクタイやジャケットをなるべく着用しないというのが、「クールビズ」の考え方で、広く企業に浸透しています。ただし、どのような服装を良しとするかは 、企業や組織の風土によって異なります。
就活時に「クールビズでお越しください」と言われたら?
2019年卒の学生も6月から企業の選考が開始され、夏にかけて試験や面接に行く機会が多々あります。また大学3年生や大学院1年生に関しての、夏のインターンシップ・説明会等で、企業に訪問することもあるでしょう。
就活の服装といえば リクルートスーツ ですが、夏の暑い時期にジャケットやネクタイを着用して選考に向かうのは、なかなか大変です。そんなときに登場するのが 「クールビズ」 というスタイルです。
昨今では、クールビズが定着している企業も多く、就活生にも軽装での来社を指定することが増えています。企業での基本的なクールビズの期間は、5月初めから9月末までとなっています。7月、8月ともなると、スーツ姿で外に立っているだけで汗だくになるほど暑い時期です。就活生にも軽装を呼びかけようという企業からは、 「選考にはクールビズでお越しください」 と言われることもあるでしょう。企業から就活生に対する配慮なので、このように指定された場合は、素直にクールビズで選考に向かいましょう。
しかし、学生を悩ませるのが 「どんな服装で行けばいいのか?」 ということ。
企業から「ノージャケット・ノーネクタイ」と言われた場合でも、シャツは半袖でもいい?ボタンはどこまで留める?本当にネクタイはしなくていいの?など、一口にクールビズといってもあれこれと悩むポイントが出てきます。
今回はそんな就活生のために、クールビズの正しい服装・マナーについて解説します。
人事担当者はどんな服装を就活中の“クールビズ”と考えている?
では、面接や会社説明会などの就活シーンにおけるクールビズとはどんな服装でしょうか?企業側から「クールビズでお越しください」と指定したことはあるか、その場合どんな服装を想定しているのか、新卒採用に携わる人事担当者に聞いたアンケート結果を紹介します。アンケートに回答してくれた人事担当者の半数近く、48.4%が「クールビズでお越しください」と指定したことがあるという結果になりました。では、クールビズと指定した場合、人事担当者はどのような服装を想定しているのでしょうか?
人事担当者の約6割は「クールビズ=スーツでネクタイなし」を想定
最も多かった回答が、「スーツでネクタイなし」の57.4%。次に多かったのは、「スーツでジャケットなし」の45.0%、「スーツでジャケット・ネクタイなし」が34.3%という結果でした。
スーツスタイル以外に人事が想定している服装
上記のアンケートで、そのほかに「オフィスカジュアル」「普段着に近いカジュアルな格好」「その他」を選んだ人が、具体的にどのような服装を想定しているか紹介します。
オフィスカジュアル
「襟付きのシャツ」(その他業界/30代/男性)
「チノパン、襟付きのシャツ」(不動産/40代/男性)
「上着(ジャケット)なし」(自動車メーカー/30代/男性)
「シャツの色は白、ブルー系、明るいグレー系。しま模様も可」(建設/60代/男性)
普段着に近いカジュアルな格好
「どんな格好でも可」 (不動産/50代/男性)
「お客さまに失礼のない程度」(コンサルティング/50代/男性)
その他
「本人のセンスが見られるので何でも容認する」(その他業界/50代/男性)
「社会人としてのマナーがあればよい」(化学メーカー/60代/男性
・就活時にふさわしいクールビズの服装【男性編】
ジャケット、ネクタイは不要 です。ネクタイをしていなくても、シャツを正しく着ていれば大丈夫です。
シャツは 無地・白 であれば、長袖でも半袖でもOKです。悩むようであれば長袖にしましょう。中には、半袖はカジュアルすぎると考える面接官もいるため長袖が無難です。
そのとき、注意したいのが 「腕まくり」 。
腕まくりをすることによって、だらしないと思われてしまう可能性もあります。腕まくりをしないように心がけ、袖のボタンまで留めましょう。
また首元も第一ボタンまで全て留めておきましょう。ネクタイをしていないからといって第一ボタンまで開けていると、緩みがあるという印象を与えてしまいます。ボトムはスーツのパンツ(色は黒・紺・グレー)、靴は革靴を履きましょう。
・就活時にふさわしいクールビズの服装【女性編】
女性の場合も男性と同じく ジャケットは不要です。
無地・白のシャツであれば、長袖、半袖、五分袖、七分袖、いずれの長さもOKです。
悩むようであればカジュアルに見える半袖は避け、腕まくりせずにしっかり袖のボタンを留めましょう。
首元も第一ボタンまで留めます。スキッパーカラーであれば、第一ボタンがないので首元が開いていても大丈夫です。
ノージャケットの場合、インナーが透けて見えることもある ので、その点はしっかりと対策しましょう。白いインナーは意外と透けるので、ベージュがオススメです。シャツもインナーが透けにくいものを選ぶと良いでしょう。
ボトムはスーツのスカートかパンツ(色は黒・紺・グレー)で、 ストッキングは必須アイテム です。穴があいている・電線しているストッキングはNGのですので、替えのストッキングをもう一つ持ち歩いていると何かと役に立つかもしれません。
スカートは短くならないように注意。パンツの場合はベルトを忘れないようにしてください。靴はパンプスを履きましょう。
男女ともに、ジャケットを着用しないことになるため、シャツが目立つことになります。汚れがないか、アイロンがかかっているかといった清潔感に気を配りましょう。また、サイズ感が合っているかどうかもポイントです。
クールビズ期間中の面接などで気をつけたい身だしなみは?
最後に気温が高くなる、クールビズ期間中の面接や会社説明会などで気をつけたい身だしなみのマナーを紹介します。
ジャケットを持ち歩くのはOK、ただ、持ち歩き方は注意しよう
“クールビズでお越しください”と案内があっても、業界・企業によって想定している服装はさまざま。不安であれば、念のためジャケットを持っていくのもよいでしょう。
ただし、持ち歩く際には型崩れしないようにジャケットの肩と肩の部分を合わせて腕にかけて持ちましょう。
会場に入る前に汗対策を
夏は少し歩いただけで汗をたくさんかいてしまいます。面接や会社説明会の会場に着いてから、汗を拭いて身だしなみを整える時間が取れる程度に、余裕のある早めの行動を心がけましょう。汗拭きシートなどの制汗グッズはバッグに入れておきましょう。ただ、香りがきつめのものは避け、無香料のもので。匂いに敏感な方も多くいますので、周りへの配慮を心がけましょう。
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